PSPとは
- カーネギーメロン大学のワッツハンフリーさんが考案した自己改善プロセスのこと
- 個人が行う作業の管理やその作業のやり方(プロセス)を改善するのを支援する仕組み
PSPはプロセスについて学ぶためのプロセスです。
プロセスとは
プロセスとは目標を達成するための1つ1つの行為の集まりであり、一方そのような行為に関係する情報や成果物がある。「改善」はこれらの両方に対して説明されなければならない。
なぜプロジェクトは失敗するのか?
- プロジェクトに非現実的なコミットメントが頻繁に行われる
- プロジェクトが大きくなるほど,我々が与えられる影響は減る
管理者(教授)が何も言わなければ、進捗を聞く人はいない
- 大規模プロジェクトの制御(管理)が難しい
- 現在、開発者のほとんどが個人計画を立てていない
計画無しでは、あなたは仕事の状況を知ることはできない
- あなたがその状況を知らないならば、管理者は仕事の状況を理解することはできない
- 管理者が仕事の状況を理解できなければ、彼らはプロジェクトをマネジできない
プロセスを記録、測定、推測、分析を行い改善への変化を見つける。
目標は変化を見つけること。いい変化や悪い変化どちらも見つける。
PSPの目標
- PSP0 自分のパフォーマンスベースラインを決める
- PSP1 プロジェクトの規模を測りスケジュールの見積もりと計画の作成
- PSP2 欠陥とその除去率のマネジメントを実践する
PSPを個人からチームに拡大することができる。(TSP)
自分をエンジニアと名乗るならば私たちは品質の高いプロダクトを予測可能なスケジュールで作る方法を学ぶ必要がある。ソフトウェアでははっきりとしたパフォーマンス尺度がなく自分の強み弱みをわかっていて改善方法を知っている人はほとんどいない。そのためPSPの手法を用いて自分自身のパフォーマンスを評価し、改善の方法を識別することが重要になってくる。
参考文献
PSPを使って失敗しないプロダクトを作りたい人はこの本を参考になります。